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映画『事故物件 恐い間取り』がひどい!ラストが雑すぎて全て台無しに

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映画『事故物件 恐い間取り』がひどい!ラストが雑すぎて全て台無しに

亀梨和也さん主演の、
映画『事故物件 恐い間取り』。

こちらの映画が公開されたのは
2020年8月なので
今さら感がある記事となりますが、
実際に見た感想としては

まぁひどかった・・・

SNS上でも
『ひどい』という意見が多いですね。

途中までは面白いなと思ったんですが、
ラストで全て台無しになる
展開になってしまって・・・。

そんな映画『事故物件 恐い間取り』、

この映画のどこがひどかったのか、
これから解説していきます。

※この先はネタバレが
含まれますのでご注意ください。

事故物件 怖い間取りのひどかったところ

途中まではかなり面白かった

映画『事故物件 恐い間取り』では
合計4件の事故物件をハシゴし、

次々と起こる怪奇現象や、
事故物件ならではの
静かな不気味さがありました。

特に、

  • 定点カメラのライブ映像
  • 殺人が起きたあとの残った血痕
  • 排水溝から出た長い髪
  • 不自然に交換されたシャワーホース
  • ひび割れたタイル
  • ロフトで首吊りをした際にできた
    折れ曲がったハシゴ
  • 留守電に残された謎の音声
  • 部屋に入るなり急に倒れる主人公

などが、いい意味で
事故物件のリアルな怖さや
霊的な現象があって
見ていて引き込まれていくものでした。

遠くにたたずんでいる
謎の黒い霊みたいなのも、
怖さのいい味を出してました。

展開が一転!
ラストで全て台無しに!

静かで不気味な雰囲気の映画から一転、

物語のラストで
今までの良かったところが
全て吹き飛びました。

映画を見た人は
ほぼこの印象を受けていて、
かなり荒れたレビューが目立ちます。

4件目の事故物件で主人公のヤマメが
寝る準備をしていたときに
急に部屋の電気が勝手に消えます。

その時、ヤマメは何かに足を掴まれ、
その正体を確認すると・・・

おっさん(人間)が
足を掴んでました。

え・・・?誰このおっさん・・・?

"霊的な恐い何か"ではなく、
明らかに人間のおっさん。

他にも

  • 冷蔵庫でアイス食ってる太った女
  • 天井から顔だしてきた別のおっさん
  • 包丁持って押入れから出てきた女

こんな謎の人物が
どんどん一気に出てきて、
ヤマメを取り囲みます。

・・・え?

全然怖くない。

だって、

みんな普通に見た目が人間だもの。

後で気づきましたが、これはみんな
ヤマメが住んだ事故物件で亡くなった
前の住人みたいです。

霊的な現象や呪い的なもので
ヤマメが追い詰められていくのではなく、
物理でヤマメに攻撃してきました。

まずここで
『あれっ?』って感じになります。

謎の黒い影の人間感

映画の序盤、
事故物件1件目からずっといた、
謎の黒い影。

先ほどのヤマメを取り囲んだ
おっさんたちの一件のあと、
すぐにこの黒い影が実体として出てきます。

が、

なんだろう、
この人間感・・・。

ラストのこの瞬間までは
黒い影の顔は一切出てこなくて
『ただの影』でしかなかったんですが、

ラストで顔がはっきりと出ます。

顔を黒塗りに
しただけの人間が。

最後の最後まで引っ張った
『謎の黒い影』が、黒塗りの人間。

顔が見えてから、
霊っぽさが全くありませんでした。

『黒い人』の攻撃方法

この『黒い影』ならぬ『黒い人』の攻撃方法は、

手をかざせば人を操ったり
吹き飛ばしたりできるみたいです。

しかし、この黒いのは
もう"人"として見ちゃってるため、

呪いによる攻撃ではなく
超能力とか催眠術としてしか見えず、

怖さとか何も感じませんでした。

黒い影の除霊が雑

黒い人に襲われているヤマメでしたが、
そこにヒロインの子と元相方が助けに来ます。

ヒロインの子は黒い人に操らたり
あれこれしてましたが、

元相方は助けに来る前に
事故物件を紹介してくれた人から
除霊用のでっかい線香をもらってきていました。

そして線香に火をつけ、

でっかい線香から出る火花を
フーッ!と吹きかけたら
お金がかかってそうな
CGとともに消滅しました。

黒い人は終始ほぼ棒立ち。

黒い人がいなくなったら
みんなで事故物件から出て、
クライマックスのシーンは終了です。

一番アツいシーンが雑なので映画全体がひどい印象に

大ボスを退治する
クライマックスシーンが
この体たらくでは、

映画『事故物件 怖い間取り』の視聴者から
ひどいと言われても仕方ないでしょう。

しかし正直言って、
前半はかなり出来がいいです。

だからこそ
クライマックスのラストで雑さが際立ち、
『残念だった』という印象です。

映画だけに限らず、
人はどんな出来事でも前半よりも後半、

もっと言うと
ラストのところに印象が残りやすいため、

どんなに前半でいいものが作れても
ラストでコケると全体の印象に影響します。

なので、
今回の映画『事故物件 怖い間取り』でも
ラストシーンの雑さが映画全体の評価を下げた
と言ってもいいでしょう。

まとめ

映画『事故物件 恐い間取り』のラストが
ひどいと言われる原因のまとめです。

  • 途中までは
    ホラーのいい雰囲気が出ている。
  • ラストでは霊ではなく、
    人間にしか見えないものがまとめて出る。
  • 序盤から匂わせてきた
    "黒い影"の見た目がほぼ人間。
  • "黒い影"の除霊方法が雑。

ネット上のレビューでも
序盤〜中盤までは出来がいいけど、
ラストで『えっ?』
となっている意見が多いですね。

でもまあ、
これは実話が元になった映画なので、

映画として
無理やり派手なシーンを作って
物語を締めようとしたのが
まずかったのかもしれませんね。

以上、
映画『事故物件 恐い間取り』が
ひどいと言われる理由でした。

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