テレビ

【2024年】24時間テレビが中止や終了と言われた理由

【2024年】24時間テレビが中止や終了と言われた理由

テレビ局が毎年行う24時間テレビ。

その24時間テレビが終了や中止と言われていますが、なぜそのようなことが世間で言われているのか、ここで解説していきます。

24時間テレビが中止や終了と噂される理由

テレビ局の度重なる不祥事で24時間テレビのイメージが急落した

2024年は特に24時間テレビへの評判が悪くなる事件がありました。

特に大きな事件は

  • 大谷翔平選手の自宅をメディアで公開し、大谷選手激怒
  • 24時間テレビ募金横領事件

ですね。その詳細を解説していきます。

大谷翔平選手の自宅をメディアで公開し、大谷選手激怒

大谷選手の豪邸を空撮や家の正面から堂々と報道し、その映像をYouTubeに投稿。

それに対して大谷選手に激怒されました。

世界的にスーパースターになっている大谷さんの自宅が報道されてしまうということは、それだけ犯罪に巻き込まれる可能性も高くなるということ。

しかも、その豪邸があるのは治安の良い日本ではありません。
アメリカなんです。

アメリカは日本とは比にならないくらい犯罪の数が多いので、大谷選手のような大スターであればなおさら、ヘタしたら強盗や身代金目的の誘拐なんかも十分ありえます。

大谷選手は結婚して家庭を持つようにもなったため、家族にも危険に晒すことになりますし、こういったモラルのカケラもない日テレの行動にかなりご立腹でした。

(正確にはフジテレビも同じようなことをしてます。)

その後、大谷選手が所属するメジャーリーグの球団ドジャースから、日テレとフジテレビは大谷への取材パスは凍結され、
大谷選手のマネジメント会社からも、過去素材の使用禁止と通達されることになりました。

24時間テレビ募金横領事件

これは2023年末に起きた事件ですが、去年の24時間テレビが放送されてからほどなくして、

日本海テレビ経営戦略局長が寄付金の横領をしていたことが発覚。

1118万円もの金額を横領していました。

これには当然ながら世間から厳しい批判の声が挙がりました。

善意で募金した人たちの気持ちを踏みにじる行為のため、この一件で24時間テレビへのイメージがボロボロになりました。

猛暑の中での24時間マラソン決行

今年の2024年では、『10年に一度の酷暑』と言われていますが、そんな中で走る芸人のやす子さんに心配の声が多くあがっています。

https://twitter.com/pirooooon3/status/1815069680496979999

アンケートを見ても、かなりの人が『反対』と意見していますね。

番組側は公式Xにて、

「熱中症予防のため、暑さ指数が基準値を超えた際は中止する場合があります」

と発表しました。

暑さ指数とは

熱中症予防情報サイトに記載されているもので、31を超えると『危険』とされています。

この31という数値は、外の気温がおよそ30℃を超えると『危険』の域に達します。

8月中はまだまだ日中で30℃を軽く超えてくるでしょう。

仮に放送中に暑さ指数が31を超え、危険とされる気温になっても番組はチャリティーマラソンを続行してくる可能性は高いです。

40℃近い異常な気温になったり、ランナーが倒れない限り・・・。

2024年、24時間テレビは放送される

2024年、今回は24時間テレビは放送することになりましたが、

24時間テレビの視聴率は年々下がってきていて、

それに加えて今年に報道された募金の横領事件よる24時間テレビの信頼の失墜。

こういったことも相まって更に視聴率が低下すれば、番組に多額の広告料を払っている大手企業にも切られる可能性があります。

そして現代ではテレビを観る人自体が減ってきていて、

YouTubeやNetflix、Huluなどの動画配信サービスの登場したこともあり、

『テレビを全く観なくなった』という人も増えています。

大手企業からの億レベルの収入源が絶たれるというのは大ダメージです。

1度切られてしまったら、結果を出さない限り再契約も無いでしょう。

2024年の24時間テレビは、番組存続の分岐点と言ってもいいですね。

24時間テレビのヤラセ疑惑

今ではSNSなど、ネットで簡単に情報が手に入る時代です。

そんな中で、24時間テレビで実際に多数の人からヤラセ疑惑の情報が飛びかうようになりました。

でも、テレビのようなメディアではヤラセは普通に行われているでしょう。

それは24時間テレビでも例外ではないです。

24時間テレビは生放送なので、放送事故が起きても取り消せないリスクも抱えるから普段よりさらに綿密にシナリオが組まれているでしょう。

いかにも『ヤラセっぽく見えないようにうまいこと切り取って放送する』のがテレビというメディアです。

24時間テレビは『ヤラセ疑惑』というより、『ヤラセ感が出すぎ』というところで世間的なイメージが下がっている印象ですね。

ヤラセ感満載のチャリティーマラソン

特にヤラセ疑惑として強い印象に残るのがチャリティーマラソンです。

『100kmの距離を24時間内に走りきる』といったものなんですが、

これはヤラセ疑惑がかけられてもおかしくないものが多いですね。

  • ちょっと訓練しただけの素人が100km走ること自体無理がある。
  • いつも番組終了ギリギリのタイミングでゴールする。
  • ワープ疑惑

こういったものから、視聴者から不信感が出るようになっています。

ちょっと訓練しただけの素人が100km走ること自体無理がある。

この記事を執筆している私は学生時代にずっとバスケをやり続けていて、実際に20代でフルマラソンに出たこともあるので分かるんですが、

まず、マラソンの素人が1,2ヶ月練習したところで劇的に長距離を走れるようにはなりません。

素人が短期間でマラソンで走れない理由はスタミナではなく、脚の耐久力が育ってないから。

そもそも24時間テレビのマラソンを走るのは人気絶頂のタレントであることが多く、超多忙なはず。

その超多忙なスケジュールの合間を縫って練習に励んだとしても、練習時間はたかが知れています。

しかも走る地面はコンクリートです。

固いコンクリートを長時間走ると、みっちりと訓練されたプロレベルの選手でなければ100kmどころか普通のマラソンの42.195kmでさえギリギリゴールできるかどうかというところです。

そんな中、日ごろから運動をしていないぽっちゃりとした体型の芸人や、40代・50代のタレントも走ったりするんですから、普通なら早い段階でヒザや足首が壊れます。

体力が残っているとかそういう問題じゃなく、脚が根本的に壊れるので、無理に続けると激痛で歩くことすら困難になるんです。

いつも番組終了ギリギリのタイミングでゴールする。

これはもうヤラセ疑惑濃厚ですね。

放送の数回だったらヤラセでごまかせるかもしれませんが、

2024年の24時間テレビで47回目の放送です。

ここまでそんなことを繰り返せば、さすがに視聴者も不審な動きを感じ取ります。

毎回そんなちょうどいいタイミングでゴールする・・・?

という感じで。

“感動のフィナーレ”を演出するために、どこかで時間の調整をしているんでしょう。

マラソンワープ疑惑

ワープ疑惑というのはつまり、

車で移動してショートカットしている。

これは日テレで放送される24時間テレビではなく、2015年にフジテレビで放送された27時間テレビで起こった出来事です。

この"ワープ"が一般人が配信するニコニコ生放送で撮られ、そのスクリーンショット画像がX(当時はTwitter)で拡散されました。

そこで『ワープきたー!』などのコメントがされていたので、車でのショートカットが”ワープ”と言われるようになりました。

これはフジテレビで放送された27時間テレビでの騒動なので今回放送される日テレの24時間テレビとは無関係ですが、

少なからず24時間テレビなどの長尺番組でほぼ確実にやるマラソン自体に、

視聴者を騙すような不正行為をしている。

というイメージが付くようになりました。

このワープは前述の『いつも番組終了ギリギリのタイミングでゴールする』に通ずるところがあって、

ゴールのタイミングを合わせるために時間内に間に合わない走者を、いい具合の距離まで運ぶものなんでしょう。

ただ、番組を盛り上げるためとは言え、こういったテレビ側のやり方は視聴者からの信頼を落としますよね。

苦しい表情をしてゴールした走者を見ても、

いや、どーせワープしたんでしょ?

というイメージがつくものなので、そこで感動するかと言われたら『う~ん…』ってところです。

チャリティーなのに出演者にギャラが発生する矛盾

24時間テレビはチャリティーという名目で放送されていますが、出演者にはギャラが普通に支払われているという矛盾が批判される原因の1つになっています。

でも、出演者も仕事でやっているわけだし、生放送なので失言や炎上のリスクも大きい24時間テレビに出演しているわけなので、個人的にはギャラは渡してもいいと思います。

チャリティーと謳っているのはテレビ局なので、テレビ局側がチャリティーというコンセプトでやればいいかなと。

出演者がギャラ無しであれば、それはそれでまた批判の声が挙がるでしょうから。

まとめ

2024年に放送される24時間テレビが中止や終了と言われる理由のまとめです。

  • 2024年の24時間テレビまでに、イメージが下がる大きな事件が多発した。
  • 酷暑の中でのチャリティーマラソン強行。
  • ヤラセ感が出る番組構成で視聴者が飽きている。

こういったことがあり、2024年の24時間テレビは中止や終了と言われていました。

このまま視聴者から悪いイメージが残る限り、この先の24時間テレビも厳しい運営となることは間違いないですね。

-テレビ