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【罪の声】実話の元ネタ事件の解説と映画との違い

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【罪の声】実話の元ネタ事件と映画との違いを解説 サムネ

『罪の声』は、実際の未解決事件を思わせるリアルな描写から、「実話なのでは?」と感じた人も多いでしょう。

この記事では、

  • 『罪の声』は実話なのか
  • モデルとなった事件は何か
  • グリコ・森永事件との違い
  • 作者が描きたかったテーマ

こちらを解説していきます。

『罪の声』は実話ではない

結論から言うと、『罪の声』は実話をそのまま映像化した作品ではありません。

原作は塩田武士さんによる同名小説『罪の声』で、映画はその小説をもとに制作されています。

『罪の声』で描かれる事件や登場人物は基本的にフィクションであり、主人公の曽根俊也や阿久津英士も架空の人物です。

実話ではないがモデルは存在

『罪の声』は完全な創作というわけではありませんが、

昭和最大級の未解決事件として知られる「グリコ・森永事件」をモデルにして作られています。

そのため、非常に現実味のある作品として受け取られることが多く、「実話が元」と誤解されやすいです。

『罪の声』の元ネタのグリコ・森永事件とは

グリコ・森永事件は、1984年から1985年にかけて発生した企業脅迫事件です。

事件は江崎グリコ社長の誘拐から始まり、その後も複数の食品メーカーに対して脅迫や毒物混入予告が繰り返されました。

犯人グループは「かい人21面相」と名乗り、日本中を震撼させます。

事件の概要は以下の通りです。

項目内容
発生期間1984年3月〜1985年8月
犯人かい人21面相を名乗るグループ
主な犯行誘拐、脅迫、放火、毒物混入予告
被害企業江崎グリコ、森永製菓、丸大食品、ハウス食品など
結末犯人不明のまま時効成立
特徴脅迫テープに子供の声が使われた

現在も犯人は特定されておらず、日本犯罪史に残る未解決事件として知られています。

なぜ『罪の声』は実話だと言われるのか

実際の事件を細かく再現しているため

『罪の声』では、グリコ・森永事件を思わせる設定が数多く登場します。

例えば、

  • 食品会社社長の誘拐
  • 巨額の身代金要求
  • 犯人グループによる挑戦状
  • 毒物混入予告
  • 子供の声を利用した脅迫テープ

といった内容です。

こうした事件の部分が実際の事件と非常によく似ているため、多くの視聴者が実話ベースの作品だと感じています。

映画の宣伝でも実在事件との関係が強調されたため

映画公開時には「昭和最大の未解決事件をモチーフにした作品」と紹介されることが多くありました。

そのため、「実話を映画化した作品」と認識した人も少なくありません。

というか、この紹介のやり方ではほとんどの人が誤解するでしょう。

しかし実際には、事件そのものを再現した作品ではなく、そこから着想を得たフィクションです。

『罪の声』最大の着想は「子供の声」

グリコ・森永事件で特に注目されたのが、脅迫テープに録音された子供の声でした。

実際の事件では、

  • 少女らしき声
  • 男児らしき声

などが録音されたテープが確認されています。

しかし、その声の主が誰だったのかは現在も判明していません。

『罪の声』は、この未解決の謎に着目した作品です。

もしも脅迫テープの声を録音させられた子供がいたとしたら、その後どのような人生を歩んだのか。

その発想から生まれたのが本作の物語です。

『罪の声』とグリコ・森永事件の違い

実在企業の名前を変更している

作品では実際の企業名や犯人グループ名が変更されています。

実際の事件作品内
グリコギンガ
森永製菓萬堂
丸大食品又市
ハウス食品ホープ食品
不二家鳩屋
かい人21面相くら魔天狗

結末が大きく異なる

最大の違いは事件の結末です。

実際のグリコ・森永事件は犯人が判明しないまま時効を迎えました。

しかし、『罪の声』では主人公たちが事件の真相へと迫り、物語として決着が描かれます。

そのため、作品は実話の再現ではなく、

「もしも真相が明らかになったら」というフィクションとして構成されています。

登場人物はすべて架空

曽根俊也や阿久津英士をはじめとする主要人物はすべて創作されたキャラクターです。

実際の事件では脅迫テープの子供たちが誰だったのか判明していないため、

作品の人物設定は作者によるフィクションとなっています。

作者・塩田武士さんが描きたかったこと

塩田武士さんは、本作について「犯人探しが目的ではなかった」と語っています。

これまでグリコ・森永事件を扱った作品の多くは犯人像や捜査に焦点を当てていました。

しかし『罪の声』では、事件に利用されたかもしれない子供たちに視点を向けています。

  • もしも知らないうちに犯罪に巻き込まれた子供がいたら?
  • その人は大人になって何を感じるのか?

『罪の声』はそうした視点から、事件の裏側にある人間ドラマを描いた作品となっています。

この記事のまとめと人気の実話解説記事

  • 『罪の声』は実話ではなくフィクション作品
  • モデルとなったのは1984年から1985年に発生したグリコ・森永事件
  • 作品内の登場人物や事件の真相は創作された設定
  • 実際の事件は犯人不明のまま時効を迎えている
  • 『罪の声』は犯人探しではなく「子供の声の主」という視点から描かれている
  • リアルな事件描写が多いため実話と誤解されることがある

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